北陸地方ようやく梅雨明け?
北陸地方の梅雨
「弁当忘れても傘忘れるな」という日本海側特有の言い回しが有ります。
これは朝一番には晴れていても昼過ぎから”必ず”雨が降り始めることから昔から伝えられて来ました。
私も高校生の頃、朝出る時どれだけ晴れていても傘を自転車に常備(現在、自転車の傘差し運転は道交法違反で罰金となっていますが)し、昼頃から曇りはじめ、14時過ぎには雨が必ず降り、帰る頃にはまとまった雨の中帰宅していました。
太平洋側と違い、1日雨や曇りから雨などハッキリとした天候が殆ど無いため、石川県の年間日照時間は冬のどんよりとした日々があるにも関わらず、東京の年間日照時間よりも長くなっています。
しかし近年、温暖化の影響か石川の梅雨は海側の平地は一日中晴れており、山側は一日中黒い雲が掛かり霊峰白山は一日中雲の中となっています。梅雨時には台風が来る前だけ2、3回見える程度でしょうか。
数年前、白山登山したときは梅雨明け発表していたにも関わらず、入口の別当出合まではカンカン照り、登山し始めて数時間後の昼食後、霧の中に入り大雨となって室堂手前で雲の上に出るまで雨の中ということがありました。下山の翌日も朝から晴れているのですが、昼に近づくにつれ雲が多くなり、別当出合まで来るとカンカン照り、と山の中だけ日本海側の梅雨特有の天気でした。
梅雨の末期にはまとまった雨が降りますが、基本平地側は晴れて2週間雨が降らないこともあります。
今年の梅雨明け
先日気象庁が訂正しましたが、8月頭に大雨被害を受けた北陸や北東北は確定しませんでした。
本日9月5日、前述の通り台風の影響もあり未確定ですが、ようやく山側の黒い雲が無くなり梅雨明けの兆しが見えます。
ここ15年では憶えている限り、旧盆後では3回目、最も遅い梅雨明けとなりそうです。今までは遅くても8月中には明けていました。
現在フェーン現象で気温が32度、最高35度予想ですが湿度も低く過ごしやすい体感気温となっています。